tactics
≪field≫ 和歌山県 中規模リザーバー
≪style≫ フロートボート
≪tackle≫ 5本
GWが終わり、人的プレッシャーが抜けてきた頃かなというタイミングでの釣行計画です。行先は、ホーム化しつつあるYダム。最近、知り合いのヘラ師から仕入れた情報ですが、このYダムの年間の水位変動は、田植えの季節である4~6月は満水に近い水位を保ち、7月以降から水位を落としていく傾向があるらしく殆どの期間は減水状態にしているという情報を得た。そういえば、これまで4~6月の釣行ばっかりだったので気付かなかったんですが、昨秋や今年の3月に訪れた時、めっちゃ減水していた理由がやっと分かりました。てか、この時期のみがボートで釣りをするチャンスやん!!ということで今回行こうと思いました。
前回4月上旬に訪れた釣行の際には、半プリが釣れたのでスポーニングの進行は早いと感じました。あれから約一か月過ぎたということなので、状況的にはアフター回復系のバスが釣れてもおかしくないと思われる。なので、今回はアフター回復系のバスに照準を絞ったタックルをチョイスしました。回復系のバスといえば、トップウォーターがハマる時多い気がしているので、水面系のポッパー、水面ピクピクを持って行きます。しかしながら、釣行日の天気予報では爆風が吹き荒れそうな予報が出ていて水面系の出し所があるのか心配なところです。次に、アフターの時期に効くんじゃなかろうかと思っているロングワーム系。これはネコリグとテキサスにして、カバーの濃さによって使い分けていこうと思います。さらに、フィールド全体の状況を確認するのにサーチベイトとしては、風が無いときはジグスト、風が吹いているとスピナベという感じで使い分けながらサーチしていきたいと思います。
≪target≫ 50UP
review
朝5時00分に出船。
他に釣り人は居ない中釣りを開始します。
【ワイダム/和歌山県 】
水質:ステイン
水量:満水
水温:18~19度
まずは、スロープから一気に中流域にあるシャロ―フラットの台地へ。
ここでは、ジグストとポッパーで確認していきますが、反応なし。あと風が吹きつけてやりにくいので移動。
次は、少し先にあるもう一つのシャロ―フラットの台地へ。
ここでは、風対策でスピナベにチェンジして探りますが、反応なし。
そのまま川筋の突き当りにあるシャロ―フラットへ。
ここではギルやモロコ等のベイトが多数確認できたんですが、肝心のバスの姿がない中、ポッパー、ホバスト、スピナベで探りを入れるが反応なし。
左右に分かれている川筋の左側の筋へ進路をとり、釣り進む。この日はフル満水だったので、未体験ゾーンまで川筋を登ることが出来たんですが、釣れず。
途中、バスのフライを多数目撃することができ、それを守るオスも目撃できたので、スポーニングも終わり、あと少しで本格的なバス釣りシーズンに突入しそうな感じがしています。ただ、この日はバスのヤル気が全く感じられず、一向に釣れる気配もない中、上流域を見切ります。
すると、上流域から少し下ったインサイドベンドのオーバーハングにポッパーをキャストすると、下流側からバスのスクールがやってくる。反応すればいいなとワンアクション加えてやると、先頭におったバスのスイッチが入って、それにつられて他のバスも捕食モードに突入。奪い合うように一気にバスに襲い掛かられるポッパーちゃん笑
そして、先頭におった一番最初にスイッチ入ったバスが見事にバイトしたのを見届けフッキングを試みる。結構引きましたが、遊んでいる余裕もなくなんとかランディングに成功します。
1匹目(10:08) 44㌢ 1,240g
≪TACKLE≫
REEL : 18' アルデバランMGL 31HG
LINE : GT-R ULTRA 10lb(ナイロン)
LURE : One's Bug(アユ)
≪LOCATION≫
サイズの割にかなり重く、もっかいハタキそうなブリブリのバスでした。
尾びれに傷が残っていたんで、半プリかなとも思いましたが、釣れた状況がスクールを形成している感じだったんで、アフター回復っぽいなとも思いました。
結論、なんだか良く分かりません。笑
その後は、各筋に進入して同じようなスクール居ないかなと探しますが、見えるのはフライを守るオスのバスばっかり。
陽が高くなって高気圧ばりばり、強風が吹き荒れるとなれば、バスは沈むんではと予想し、166Mに付けていたスピナベをライトテキサスにチェンジ。
ルアーは、デスアダースティック5.5"とドライブクロ―4"を試していく。
その後は、下流方面にある橋脚下にあったカバー際にライトテキサスを放り込むとバイト!40cmクラスの引きでしたが、途中フックオフ。
ここでヒントを得ることができたんですが、風の影響を受けない水深の浅いカバーでバスからの反応があったということ。
このヒントを頼りに下流域にあるサブ筋に進入していきます。
この筋で、風の影響を受けていないカバーを探していると、最奥手前でヘラ師が残したと思われるハシゴ、オダ等が沈んでいて風の影響を受けていない好ポイントを発見。
ここは慎重に攻めねばと思い、岸際へ静かにキャストしてやると、すぅーとラインが動いているような感じがする。ロッドに効いてやると、何かに引っ掛かっているような感覚。ただ動きが無いのでバスとは断定できず、そのままロッドを持ち上げるとグングンとロッドが沈みこんでいく。これは食ったか~?と半信半疑ながらもスイープにフッキングを試みる。結構な引きを堪能しキャッチに成功。
2匹目(15:16) 42㌢ 700g
≪TACKLE≫
REEL : 24' メタニウムDC 71
LINE : Seaguar フロロリミテッド 10lb(フロロ)
LURE : DoLiveCraw 4"(ゴリミソブラック)/ テキサスリグ1/8oz
≪LOCATION≫
カバーに潜んで待ち構え、近くを通る小魚やエビ、上から落ちて来る虫などを狙っていそうなバスだったのでしょうか。少し瘦せ気味だったのでフライを守るのに疲れた、もしくは義務を終えたオスだったのかもしれません。
立て続けに2バイトを得たこともあって、この日のパターンを掴みかけたんですが、最奥の流れ込みを最後に確認し、何の反応もなく夜から用事があったので、16時に切り上げて撤収しました。
≪所要時間:05:00~16:00≫
result
《total catch》 2fish
《total weight》 1,940g
《fishing map》
1匹目(上流域)
2匹目(下流域、サブ筋)
《target achievement》 failed
このダム、昨年から変わらずに安定して40UPばっかり釣れますが、肝心の目標にしている50UPの壁は依然として超えることが出来ません。アベレージがデカいのは良いことですが、20~30㎝クラスの小バスが全然釣れないし、そもそも見当たらないのも特徴やなと思いました。もう時期的に考えて活発にエサを追っていてもいい頃やと思うんですが、まだ冬眠してるのかな?笑
湖の状況を見てて感じたこととしては、ベイトは思っていたよりも豊富で上流にはモロコ等の小魚の群れ。各ワンドにはギルが大量発生していて、それを狙っていそうな巨鯉が上流域やワンドの奥で確認できるといった具合でした。というか何故ベイトが豊富な状態なのにバスが居ないのか。ただ単に見えていないだけなのか、でもライブスコープにはそれらしい影は映ってなかったんですよね。。そもそもバスの個体数が薄いんじゃないかとも思ったんですが、よく分かりません。ちなみに、これまで釣れた傾向から読み解くと、このダムのバスは結構な割合でカバー絡みで釣れていましたので、ベイトに依存しているというよりもカバーに依存しているバスの方が多いんじゃないかなと思います。そう考えていくと、これからこの時期に、このダムを攻めていく上でよりタイトにカバーを攻めていくことが出来れば、結果はもっとついてくるんじゃないかと思います。あとは、ボートに乗っていると雑に攻めがちなんで、改めて丁寧にアプローチしていく必要があるなとも思いました。
《date》
日 時 : 5月16日(木) 05:00~16:00
潮 汐 : 小潮
天 候 : 晴
気 温 : 17~20℃
風 速 : 北西2~4m/s