tactics
≪field≫ 和歌山県 大規模リザーバー
≪style≫ フロートボート
≪tackle≫ 5本
1年ぶりとなる七川ダムでの釣行。昨年は急遽場所変更をすることになって七川ダムに来たのが8時を回っていて、朝のゴールデンタイムを逃したことが災いし、30㎝クラス一匹を辛うじてゲットするという情けない結果となってて、また同じ時期に再挑戦したいと思っていました。今回は、入念に準備をしましたので昨年のような結果にはならないと思いますが、如何せん情報不足なのでどんな状況にでも対応できるだろうタックルを持って行きます。朝方のローライト時はトップウォーターを中心としたハードベイトで攻めて、陽が昇ればスローな展開が予想されるのでソフトベイトを多用していくスタイルで攻めていきたいと思います。
≪target≫ 50UP
review
前日の23時に現地到着して現場で車内泊。朝4時30分に起床して準備して出船しました。
【七川ダム/和歌山県 】
水質:クリアー(古座川上流域は濁りきつめ)
水量:平常位(104.5m~105.7m)
水温:中流から下流域19~20度、古座川上流13度(6時)、平井川上流16度(14時)
昨日から降り続いた雨は、未明の3時くらいまで降っていたようで、上流域はガンガンにカレントが効いた状態になっていることが予想される朝一番は、エレキ全開で古座川本流をのぼっていきます。上流にのぼっていくにつれ、濁りがきつくなり、加えて水温も19...18..17...16....15...といった感じで爆下がり傾向にあるので、こんなんでバス居てるんかと向かってる途中ものすっごく不安になりながら、カレントが強まるのを感じつつ、バックウォーターを目指す。スロープから約20分かけて到着したんですが、来る道中にバスの姿はチラホラ確認できていたので、数は少ないと思いますが、13度台迄落ち切った水温の中でもなんとかやっていけそうだなとは思っていました。
しかし、バックウォーターでスイムベイトを多投していきますが、この早い流れの中からは反応もチェイスも無し。恐らく一段下った流れのヨレにバスは居てるやろうと予想し、そういった場所を入念にスイムベイトで攻めていく。すると、チェイスはあるもの食うまでには至らないケースが頻出。
食い気はあるけどメインベイトとのミスマッチを起こしていると判断し、ライトリグを投入する。
川のインサイドに岩盤が切り立つ鋭角なベンドになっているポイントがあり、明らかに流れのヨレが出来ている。ここは確実に居てるだとうと予想してキャスト。
すると、スゥ―とラインが走り、バイトがあったのを確認。
しっかり送り込んでスイープにフッキング!
1匹目(06:53) 46㌢ 1,220g
≪TACKLE≫
REEL : 23' ヴァンキッシュC2500SXG
LINE : Seaguar フロロリミテッド 4lb(フロロ)
LURE : サイコロラバー NonSolt(サイトスモーク)/ DS 1/32oz
≪LOCATION≫
どう見ても一等地やし引き的にも来たか50UP~?!と思いましたが、50㎝に至らないバスでした。またしても50UPの高い壁は越えられず。。
気を取り直して、次です。
1匹目が釣れたポイントの対岸は、アウトサイドの流れが当たるポイントになっていて、ここは大岩がゴロゴロ沈んでいて、岩の物陰が流れのヨレを生んでいる絶好のポイントになっています。
岩に隠れてる奴が確実に居てることを予想し、同じタックルで投げると1投目でHIT!
2匹目(07:02) 39㌢ 730g
≪TACKLE≫
REEL : 23' ヴァンキッシュC2500SXG
LINE : Seaguar フロロリミテッド 4lb(フロロ)
LURE : サイコロラバー NonSolt(サイトスモーク)/ DS 1/32oz
≪LOCATION≫
ありゃ~サイズダウン。。
2匹も釣ったし、数はいいからとにかく50UPを釣りたい一心から、ライトリグでやっている以上はサイズが選べないと判断し、再びスイムベイトで流れのヨレを中心に探っていく。
しかしながら、釣れず。
スイムベイトからクローラーベイト、アラバマリグなどの大型ルアーでも探りますが、バスからの反応は途絶え、そうこうしているうちに太陽が昇ってきた。
このタイミングで、粘って釣りしても50UPに辿り着けないんじゃないかと判断し、古座川上流域を見切り下ることします。
理由としては、やはり水温が低すぎて個体数が少ないと感じたこと。
そして、中流域や下流域、他の川筋も確認しておきたいと思ったからです。
次に黒谷川筋との合流点手前辺りの岬やワンド入口等、ワンド奥の流れ込みを中心に探っていきます。
岬周辺のシャロ―にはフライとそれを守るオスが目立ちますが、それ以外にも多くのベイトフィッシュが群れでいるのを多数目撃。
これを狙ってくるバスは確実に居てるやろうと予想し、アラバマ、スピナベで探るが反応なし。
太陽が高いのでスローな釣りの方がいいのかと考え、ライトテキサスに切り替えます。
ワンドの入口にブッシュが絡んでいる好ポイントを入念に探っているとHIT。
3匹目(09:13) 28㌢ 300g
≪TACKLE≫
REEL : 22' メタニウムシャロ―エディション XG-LH
LINE : Seaguar フロロリミテッド 16lb(フロロ)
LURE : リバウンドスティック5"(グリーンパンプキン/ブルーフレーク)/ テキサスリグ3/16oz
≪LOCATION≫
更にサイズダウン。
高気圧バリバリで小バス君たちが元気になっているんでしょうか。
こうなってくると、
このようにカウントに値しない25㎝以下のバスが無数にHITしてきます。
中流域では、ライトリグを含むスローな釣りをすると小バスの無限HITになるので、ワームの無駄使いは止めて、黒谷川のバックウォーターを目指して進んでいきます。
黒谷川バックウォーターに進むにつれて、アブの大群に阻まれ釣りにならない。
なんとか前進しようとしましたが、30匹位のアブに攻撃されて移動してもついてくるしで、黒谷川で釣りをするのをやめることにしました。
てか、この時期アブ対策は必須だなと思いました。
でも防虫服として有名なスコーロン生地の長袖服の上から噛んでくるって、恐怖すぎます。今後どう対策したらいいのか。。。
気を取り直して一気に下ろうと決意し、未だ見ぬ新エリアの平井川筋に進入。
大きな岬周辺の沖に沈むスタンプがあるポイントでライブスコープ上に反応あり。
ここでは、ヘビダンやライトテキサスで入念にチェックをしますが、反応なし。
そうこうしていると後続のボートが添野川に行ったので、私は平井川方面に入っていきます。
平井川の上流までダラダラ流しながら釣り進んでいると、一艇のアルミボート(ガンクラフトの代表?)がバックウォーターに入っていったので、あまり邪魔をしてはいけないと思い、バックウォーター手前にある流木溜まり周辺で釣りをしながら待つことに。
流木溜まりは、結構なバスがストックされていたのか、小バスと戯れさせてもらえるもマシなサイズのバスは食ってこない。
そうこしていると、バックウォーターが空いたので入れ替わるように進入します。
流木溜まりの先のインサイドベンドにかけて徐々に水質がクリアーになる境があって、その辺りには30~40㎝クラスのバスを複数目撃。
こいつらをサイトで狙うが釣れず。
そしてバックウォーターをチェックしにいくがバスからの反応は無し。
バックウォーターは、やはり叩かれた後だと思うので、それ程粘らずに、次は再度流木溜まりからインサイドベンドにかけてバスが溜まっていたエリアへ。
確実にバスが居てるやろうと確信があったので、今回は極力プレッシャーを排除するために、ブラインドでロングキャストをして、ルアーをステイさせて食わせる作戦に出る。
すると、スゥ―っとラインが横に走ったので、スイープにフッキングをします。
4匹目(15:37) 37㌢ 530g
≪TACKLE≫
REEL : 23' ヴァンキッシュC2500SXG
LINE : Seaguar フロロリミテッド 4lb(フロロ)
LURE : ギルギル2.8"(稚ギル/クリア)/ DS 1/32oz
≪LOCATION≫
久しぶりの小マシなサイズ。
その後も少し粘りますが、スレてしまったのか平井川バックウォーターを後にします。
そろそろ時間も時間やし上がろうと思って、スロープに向かっていると、スロープ対岸の岩盤エリアでボイル発生。
すかさず戻って、ボイルフィッシュを狙うと。。
計測に値しないチビバスでした。
このバスを最後に納竿しました。
ちなみに、この日。
片付けして家に帰宅したのが20時。
家に帰宅して車から道具を降ろしていると、タックルケースが無いことに気付く。
七川ダムに忘れてきたことんじゃないかということに気付き、悲観にくれながら失うルアーたちの総額をざっと計算すると、恐らく5万円ほどになる。。。
その中には、ブルシューターjrなんかも入ってて、津風呂で50UPを釣った思い出の限定品ルアーを失ってしまうことになると思うと、取りに行こうかなと思うようになる。
ただ、僕が帰ったあとに誰かがタックルケースを見つけてて、最悪盗られてるというケースも考えられる中、でも無性にタックルケースを回収したい思いが強くなって、再び片道2時間半かけてタックルケース回収のために七川ダムへ。
思いっきりブッ飛ばして七川ダムに到着したのが23時30分。
そっから眠さMAXでしたが、最後の気力を振り絞って帰宅したのが2時過ぎ。。。
無事、タックルケースが見つかってホッとしたとともに、最高に疲れた一日となりました。忘れ物が無いようにこれから気を付けなくては!!
でも、しばらく七川ダムには行きたくないかな。笑
≪所要時間:05:30~16:30≫
result
《total catch》 4fish
《total weight》 2,780g
《fishing map》
《target achievement》 failed
朝一は、もっとイージーに釣れる展開を予想していましたが、結局ハードルアーでは一匹も釣れないという厳しい一日になりました。厳しかった要因の一つに、ダムが昨日の大雨の影響で流入量が増えているので、結構な放水をするだろうと読んでいました。
しかし、実際は想定よりも放水せず、寧ろ流入量の方が大幅に勝り、朝から夕方にかけて1mも増水した形となりました。強くカレントが効いていたのは古座川の最上流部のみで、中流域などは全体的にダラっとしていて、やる気があるのは小バスだけって感じでした。反省点としては、古座川のバックウォーターを見切るのが早すぎたのかもと思いましたし。もう一度行くという選択肢があっても良かったのではと思いました。古座川で釣れたバスのサイズは一番マシだったので、ライトリグでもいいからバンバン釣れるのであれば、釣れるだけ釣ってたらその内50UPに辿り着けたかも、また違った結果になっていたかもと思うと悔やみます。たらればを言えばきりないんですが、エレキのみという機動力が乏しいスタイルでやっているのでエリアを見切るタイミング、そして夕方のゴールデンタイムにどこで勝負をするのかという場所を作っておくということが今回出来ていなかった。全域を見て周ってたら、いつか良い場所に巡り合えるのではということに期待せずに、事前に今回はこのエリアを攻め切るという計画性。広大なエリアを効率的に攻めきるには、限られたエリアの中で釣りをしていく意思の強さ、さらに無駄な時間を極力作らないということを意識しながら釣りの計画を事前に組み立てておく必要があるなと実感しました。
《date》
日 時 : 5月20日(木) 05:30~16:30
潮 汐 : 中潮
天 候 : 晴
気 温 : 15~25℃
風 速 : 南西0~3m/s