某、ボイルフィッシュに翻弄される
tactics
≪フィールド≫ 和歌山県小規模リザーバー
≪スタイル≫ フロートボート
≪タックル≫ 5本
前回に引き続き、フロートボートでの釣行計画。時間が早朝から昼までしかできないので近場の奈良か和歌山のリザーバーで悩んでいる。攻略していくにしてもアフター回復個体狙いになるのは間違いないので、アーリーサマーに効くルアーを中心にセレクト。40UP釣ったら、以降はビッグベイトで50UPを狙っていくことにしようと思っています。
≪目標≫ 50UP
review
真夜中の3時に家を出て、和歌山方面に進路をとる。向かう先は和歌山では有名なリザーバーになるが、昔から知ってはいたもののハイプレッシャーと聞いていたので敬遠していた。ということで今回は行くのも釣りをするのも初めてのフィールドでやってみたいと思います。
【 ワイダム/和歌山県 】
水質:マッディ
水量:9割
水温:下流域22℃/上流域22.8℃
夜明けとともに準備をして出船。初めてきたところだが水質は山合いにあるわりには、かなり悪い。おまけに流木や木くず、花びらが水面の至るところにあるので、トップのルアーは引きずらい。なのでパイロットルアーとしては、ドライブシャッド4.5"のノーシンカーで水面直下~水面を巻いてやることで、スピーディーにチェックしていく。貯水量が多くオーバーハングだらけなので、スキッピングしやすく根掛かりのないこのタックルはストレスなく探っていける。地図で見ていて、下流域から中流域にかけての一番のポイントになりそうな岬周辺にて、この日初めてルアーへのチェイスを確認。サイズ的には35㌢クラス。この周辺のシャローをよく見ると小バスやギルがうようよ居てる。シャローはこいつらが牛耳っているということは、デカいやつらは一段下のブレイクか、濁りもあるしストラクチャーにべったり着いているかのどっちかだろう。岬を抜け、橋脚が現れる。奥にワンドがあって、フィーディング場となる岬がすぐ近く。ということは産卵で疲れたバスが休憩する絶好の場となりエサを食いにもあがりやすい場所ともなる。ここは一級ポイントやろうと考え、スピニングを手に取る。キャストもプレッシャーがかからないように、一度橋脚に乗せてから静かにフリーフォールさせる。じっくりと待っていると微かにラインが動いた気がしたので、少し待ってスイープにフッキングさせる。
1匹目(05:21) 44㌢
≪TACKLE≫ ≪POINT≫
ROD : 13' ポイズングロリアス2610L
REEL : 10' ステラC2500HGS
LINE : モーリス アバニ ライトゲーム PE0.4号 + シューター FCスナイパー 3.5lb.
LURE : ドライブクローラー3.5”(ブラック・レッドフレーク)/ DS1.8g
揚がってきたのは、ゲロ痩せのメスバスちゃんでしたが、アフター回復期特有のパワフルなファイトをしてくれたので楽しませてもらいました。やはり予想通り、こういう場所では産卵の疲れを癒している個体が反応してくれます。ただしスローな食わせでしか反応しないことが多いので、ゆっくり攻めることが重要かな。さてここからは当初の予定通りビッグベイトを解禁してビッグサイズに狙いを定めていくことにします。まぁ~オーバーハングだらけなので余計なキャストミスで釣りの時間を減らすことは勿体ないので、オーバーハングでは引き続きシャッドテールNSを引きつづけ、開けた場所でのみビッグベイトたちを投入していきます。
さて続いて、中流域に突入していくわけですがシャローには相変わらず小バスとギル。ほんでフライボウルも多くの場所で現れてきます。このフライボウルの周りには親の雄バスの姿はなく既に離れており、一連のスポーニング活動も一段落しているのが伺えます。ということはスポーニングから解放されたバス達が集結しているかもしれないBWが、上流域が熱いでしょ~!となるわけですが、そもそもBWあるんかな・・・はやる気持ちを押さえて、またまた現れた岬+橋脚+奥に大型ワンドといった先ほどのシチュエーションとほぼ同じようなポイントにやってきました。ここまでビッグベイトでやってきても特に反応ないので、再びライトリグを投入していくわけですが、橋脚の手前の岩盤エリア+オーバーハングが絡むポイントにキャストし当たりを待ってフォールさせていると、ラインがす~っと動いているのを確認。してから~のスイープにフッキング!
2匹目(06:52) 41㌢
≪TACKLE≫ ≪POINT≫
ROD : 13' ポイズングロリアス2610L
REEL : 10' ステラC2500HGS
LINE : モーリス アバニ ライトゲーム PE0.4号 + シューター FCスナイパー 3.5lb.
LURE : ドライブクローラー3.5”(ブラック・レッドフレーク)/ DS1.8g
こいつもメスかな?!さっきの奴よりも回復している感じ。ただ40は超えているもののサイズに伸び悩んできた・・・。こういうポイントが今日のポイントと考えていましたが、40UPサイズ止まりなのかも。てか、もっと大型のバスは違うポイントに居てるのか、それとも2発目のスポーニングに向かっているのか。はっきりとは分からないが上流域に進めば何かわかるかも。
んまぁ~2発目のスポーニングを意識しているバスも居てるだろうし、一応ワンド内をじっくり探りを入れてみるが、いかんせん濁りがきつ過ぎてベッドがどこにあるのか、スポーニングがどうなっているのか全く分からない。ワンドの奥にところどころインレットがあって、ホットポイントの筈やのに群れているのは鯉や小バス、ギルのみ。そうこしているうちに、陽が高く昇って蒸し暑くなってきやがりました。今日って雨の予報だったんじゃ・・・。
中流域の大型ワンド内では何の反応もなく、次に上流域へ。上流域の橋脚のポイントに差し掛かる。ここはじっくり攻めたほうがいいかなと、ライトリグを投入するが反応するのは30クラスのバスのみ。2匹程HITしたんやけど、だらだら相手していたら何時の間にかバレているっていうね。(やる気なさすぎw)
ってかね~DSとかでチンタラやっている場合じゃないんですわ!いたるところでベイトがピチピチ水面でライズをしているわけでありまして、ここはトップかなとクローラーベイトを筆頭にDS⇒水面ピクピクに切り換えるなど、何時起こるともわからないボイルに備えてタックルを次々とチェンジさせていく。
さてさてこの上流域ですが、3~4mのシャローフラットになっている場所を中心に数10分に一回、ボイルが発生している。水面をピョンピョンと飛び跳ねて逃げ惑う小魚を2~3匹のバスが寄ってたかって食いあげている。このボイルがまた難しいっていうか手に負えなくて、なにがっていうと、とにかく逃げる小魚もバスもスピードが速い・・・気付いて、投げても遅いっていうね。それなら!ここに来るだろうと予想して投げても違うところに行かれたり、うまくいっても小魚のみを完璧にロックオンしていてこっちのルアーには見向きもしてくれないっていうね・・・。こういうフィーディングに入ってるバスの狙い方がわからん。。。ポッパーとかペンシルベイトとか持って来てないしー。まさかこういう展開になると考えていなかった・・・反省汁。
で、残り時間はこのボイルフィッシュに翻弄され、全く成果をあげることができず時間もないので急いで下流域のスロープまで戻り、納竿しました。
result
failed
釣りの展開として、朝イチは思惑通りとなり40UP×2GETとまずまずでしたが、上流域に行ってからは自分の組み立てていた釣りから逸脱し、完全に翻弄された結果終わってしまいました。いつもの事やけどシーズナルを踏まえた50を超えるデカバスの位置取りと食わせかたが難しいと改めて思い知らされた。ハイプレフィールドで常に通っているわけでもなく、いきなり行って釣れるほど甘くはないってのは分かっているが、今日半日やっただけでは全く手掛かりがわからなかった。スロープ降ろしにくいし余り来たいと思わへんところやけど、いつかまたリベンジやな。
日 時 : 5月26日(木) 04:30~11:30
天 候 : 曇/小雨
気 温 : 21~28℃
風 速 : 東2~3m/s
潮 汐 : 中潮
釣 果 : 2匹(44,41)