Abnormality - Bass Fishing -

大阪在住の変態バスアングラーによる活動記録

西の湖で救助船を呼ぶ

tactics

≪フィールド≫ 西の湖(滋賀県 近江八幡市

≪スタイル≫  レンタルボート+フットエレキ+ハンドコン

≪タックル≫  8本

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前回の釣行から間を空けずに釣りに行くことが許されたので、近畿レンタルボート店巡り第2弾として、初のフィールドとなる琵琶湖の横にある西の湖をセレクト。前情報ではかなりのタフレイクと聞いており、季節的にポストシーズンだと思うし厳しい釣りが予想される中、攻略に向けてタックルを8本用意する。夕方から雨情報が出ているので、ローライト下での釣りになると思われるので巻物を主体に準備するのと、西の湖といえばショアライン一体が葦に囲まれているフィールドと情報を得ているのでジグ撃ちも有効であろうし、ポストシーズンの大潮入り日にあたるので、NS系のスローな釣りも必要かなと考えタックルを構成しました。

≪目標≫ 価値ある1匹

 

review

堺から車で約1時間30分。ちょいと早めに着いて開店を待つ。6時に開店して受付を済ませ初めての利用ということで店の人から説明を受ける。その中で昼から風が強くなるとの予報が出ているから気を付けてくださいねということだったので、朝の内に最奥まで見に行って、昼からはボート屋付近での釣りにするかと考えながら、準備をして出船。

【 西の湖/滋賀県 近江八幡市

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水質:マッディ

水量:満水

水温:15~16℃

夕方から天気が下り坂になるとは思えないほどにピーカンベタ凪。MAPで見て大きくワンドになっている南側に移動し釣り開始。この湖とにかく浅くて、湖の真ん中あたりでも1mいかないくらいの水深・・・。目的地のワンドに入ると平均水深が0.5m・・・おまけに泥or砂底って・・・とてもスポーニングに適しているとは思えない所なのですが、ていうか辺り一面を見渡してもフィールド全体がこんな感じになっているので、これが普通なのか?!取り敢えずキャストしてみないことには始まらないし、NSのバックスライドを中心に葦目掛けてキャストを繰り返す。しか~し何の反応もなく(生命反応皆無)MAPで見て最奥にあたる東側の盆川あたりに移動。ここらへんは、葦もあるけどリップラップや沈船など変化に富んだストラクチャーがぱっと見多く期待できそう。釣りをしていると反応はないが、良い感じ。すると、杭+沈船でチェイスあり。ルアーはフリックシェイクのJHWだったのですが、食うには至らず。というよりもポスト期に見られるオスの威嚇行動だったのか?!その後かなり時間を費やして粘ってみるが魚の姿はおろか生命反応が無いのでこのエリアを諦めて次に移動。

移動してきたのはMAP南側にある石積みエリア。杭もあって如何にもってところやねんけど、反応なしー。この辺りで若干風が出てきたが、この時は特に気にもせず近くにある水門エリアへ進入。するとこの時から強烈な南東からの風が吹き始める。。予報よりも早い時間帯からの白波が立つ程に強烈な風。。この水門エリアは葦にプロテクトされていてめちゃ落ち着いている区間になっていて、ひょっとすると爆風を避けて入ってくる魚が居てるのではと甘い考えのもと、粘るが無反応。さてどうしたもんか、周りを見渡してみると誰も居なくなっている。そりゃそうやろーこの風と白波であればとっくに避難しただろうなーどうするかなー無謀かもしれんけどこの荒波にチャレンジしてみるが、すぐに無謀だと実感する。。一発の大波で船内に大量の水が入ってきて、沈船したらやばいので、一旦北側にあるワンドで避難し船内に入った水を排出する作業を行う。すると奥の水路から一艇が出てきて、これから更に酷くなるから早く戻ったほうがいいと声をかけてもらう。え!?これよりも更に酷くなるとか無理ゲーすぎます・・・。取り敢えず行けるところまで行ってみるかとビッグウェーブに挑戦します。風下側に移動していくことになるのですが、風下に行けば行くほど波がデカくなっていきエレキが空転しまくりで舵がきかぬ。。。あっという間に、波打ち際まで持っていかれる。沈船しないように船を守るために一旦、葦と葦の間の多少波をガード出来るスペースまで移動するべく船を降りて半身ずぶ濡れになりながら無理やり引っ張っていく。そして落ち着いたところでボート屋さんにレスキューを要請。タックルを片付け整理しながら救助を待っていると、ボート屋さんが助けに来てくださり、船着き場まで引っ張っていってくれました。まだ釣りをしますかと尋ねられましたが、根も気も尽き果てていたので、そのまま納竿しました。

                                《釣行時間:06:30~11:30》

result

 failed

釣りに関しては、5時間程しか出来なくて湖の半分も回れなかったけど、ただただ難しいの一言。これほどに釣れるイメージが沸かないフィールドは経験が無い。葦撃ちを延々とすれば結果は出るのか!?それともMAPを見てて思ったが、ボート屋付近は4mの水深があるみたいなので、根本的に攻め方が違うのか!?今回の釣行では攻略の糸口を全く何も掴むことが出来なかったが、ベタ凪から突如強風に変わること、白波の恐怖、風下に行けば行くほどに波が強烈になっていくなど、自然を相手に遊んでいること決して無理をしてはいけないことを体験を通して学ぶ良い機会になりました。ただ価値ある1匹は今後も追い求めて行きたいので、これに懲りずまた再チャレンジしに行きます。

日 時 : 4月14日(土) 06:00~14:00
天 候 : 晴のち曇
気 温 : 12~19℃
風 速 : 東7m/s
潮 汐 : 大潮
釣 果 : 0匹